別名、トリプルボランチ型とも言います。 4人のミッドフィルダーのうち3名がディフェンダーの前に陣取るフォーメーションです。 ディフェンスラインの前に3名のディフェンシブハーフを並べる形です。 このスリーボランチのうち、センター以外の2人は、センターハーフに近い動きをする場合が多いです。 ACミランがこのフォーメーションを採用しているときが多いです。 このフォーメーションの利点は以下の通りです。

1. 守備が非常に堅くなる
2. ディフェンスラインからセンターライン付近まではボールを運びやすい

逆に良くない面は以下の通りです。

1. 攻撃は前線3名の能力次第となってしまう
2. 攻撃的ミッドフィルダーに攻撃時の負担が大きい

攻撃的ミッドフィルダーの選手の能力がかなり高ければ、カウンター等の戦術に非常に有効なフォーメーションとなります。

中盤のミッドフィルダーの構成を攻撃的ミッドフィルだー2人、守備的ミッドフィルダー2人配置するフォーメーションです。 このフォーメーションのメリットは以下の通りです。

1. ミッドフィルダーの役割分担が明確
2. 中盤での前後へのパス回しがやり易い

デメリットは以下の通りです。

1. フォーメーションが縦に長く伸びやすいためプレッシングを行うことが困難である
2. サイド攻撃を行うにはサイドバックのオーバーラップが必要不可欠(当たり前のことか？)

採用するチームも非常に多いフォーメーションです。 守備的ミッドフィルダーが2人ということで、守備は安定し、攻撃にも人数をある程度割けるということでバランスは良いフォーメーションです。

中盤がダイヤモンド型の4-4-2についてです。中盤がダイヤモンド型というのは、中盤の選手の配置がダイヤモンド型になることからです。攻撃的ミッドフィルダー、右サイドミッドフィルダー、左サイドミッドフィルダー、守備的ミッドフィルダー、をそれぞれ一人ずつ配置します。そうするとダイヤモンド型になります。 この中盤がダイヤモンド型の4-4-2は、以下のメリットとデメリットがあります。 メリット

1. 攻撃時に人数をかけやすい
2. 中盤で細かいパス回しがしやすい(攻撃のリズムが作りやすい)

デメリット

1. 守備的ミッドフィルダーの負担がかなり大きい
2. 守備的ミッドフィルダーが一人しかいないため、バイタルエリアが空きやすい

今ではこのタイプの4-4-2と使うチームは殆どいません。中盤にタレントが豊富な強豪チームがたまに使う程度です。

中盤がフラット型の4-4-2のフォーメーションについてです。 ディフェンダーが4人、ミッドフィルダーが4人、フォワードが2人というフォーメーションです。 中盤がフラット型というのは、基本的にミッドフィルダーの4人が真っ直ぐ横一列に並ぶのを基本布陣とするためにこう呼ばれています。 このフォーメーションの良い所は、以下の通りだと思います・

1. 守備のときに、ディフェンダーとミッドフィルダーが2列に並んで守備をするので強いブロックを築き易い
2. 比較的サイド攻撃がやりやすい
3. バランスに優れている

逆に悪い所は以下の通りだと思います。

1. 中央が手薄になるため(特に攻撃時)、ミッドフィルダーの内2人は攻守に運動量が凄く多くなる
2. 相手チームのセンターバックへのプレッシングを連動して行うのが難しい

このフォーメーションはイングランド代表が伝統的に使用しています。 その影響からか、プレミアリーグで多く見られるフォーメーションです。

前回からの続きです。

私の考え方としてフォーメーションとシステムは違うと思うということを掲載しました。

前回は言葉の使用用途について掲載しました。

では、私の考えるシステムについて掲載したいと思います。

結論から言います。

システム≒戦術だと考えています。
(≒は、近似という意味です。すなわち近いという意味です。)

4-4-2のフォーメーションで考えてみようと思います。

4-4-2のフォーメーションですと、中盤がフラット、ダイヤモンド、ボックス等色々あります。

2トップの選手の組合せも色々です。

高さに優れる選手と速さに優れる選手の組合せ、万能型の選手を二人組み合わせたり、色々あります。

チーム事情によるところも多いと思いますが、選手選考は色々あると思います。

その選手選考により、システムが変わってくると思います。

システムと相手チームの能力、システム等の色々なデータを組合わせて戦術がでてくると思います。

すなわち以下のようになります。
・システムとは基本的なチームの戦い方
・戦術とは、相手のチームと自分のチームを考慮した上で試合に勝つために導き出したチームの戦い方

だと考えています。